ブックオフせどりというと、本棚の前でバーコードを読み続ける人を思い浮かべるかもしれません。
ただ正直、今から本せどりだけで勝つのはけっこうきついです。
棚を一周しても利益が数十円の本しか残っていない。
ライバルが増えて、めぼしい棚はすでに見られている。

しかも店内でずっとバーコードを読むの、普通に気まずいんですよね笑
じゃあどこを見るのか。
僕は、ブックオフでは本棚をいったんスルーして、アニメグッズの棚を見るのがいいと思っています。
缶バッジ、アクリルスタンド、マスコット、プライズフィギュア。
このあたりは、本ほど相場確認が簡単ではありません。
だからこそ、値付けのズレが残ることがあります。
もちろん、アニメグッズを見れば何でも利益が出るという話ではありません。
外れのほうが圧倒的に多いです。
ただ、見る場所と調べ方を絞れば、知識が浅いうちでも拾える商品はあります。
実際に僕がブックオフで仕入れた例から話します。
本を見ずに仕入れた実例
鬼滅の刃・時透無一郎のアクスタ

| 販売価格 | 16,500円 |
| 仕入れ値 | 1,320円 |
| 利益額 | 13,350円(手数料・送料を引いた額) |
通常棚で見つけた、「鬼滅の刃」ワールドツアーの時透無一郎のアクリルスタンドです。
きれいに整頓された棚に置かれていたので、「通常棚はもう見られているだろう」と思って飛ばしていたら拾えなかった商品です。
こういうのがあるので、雑多な棚だけ見ればいい、というわけではありません。
忍たま乱太郎・伊作のマスコット

| 利益額 | 5,870円 |
売り場に並ぶ前の商品が置かれているワゴンで見つけた、「忍たま乱太郎」の善法寺伊作のマスコットです。
いわゆる、まだ新しく入ったばかりの商品がまとまっている場所です。
店舗によって扱いは違うので、こういうカートや棚の商品を見るときは、触っていいものか、購入できる状態かを店員さんに確認してください。
入荷したての商品は、まだ誰にも見られていない可能性があります。
だから、店に入ったら通常棚だけでなく、こういう新しい山も見る価値があります。
チェンソーマン・デンジのアクスタ

| 販売価格 | 1,798円 |
| 仕入れ値 | 220円 |
| 利益額 | 1,179円 |
雑多な棚で値下げされていた、「チェンソーマン」のデンジのアクリルスタンドです。
利益額だけ見ると大きくはないです。
でも、220円で拾えて1,000円以上残るなら十分です。
小資金で始めるなら、こういう商品を拾えるようになるのが大事かなと思います。
この3つに共通しているのは、特別なアニメ知識ではありません。
見た場所。
値札。
そして、相場確認。
ここを順番に見ていきます。
なぜ本ではなくアニメグッズなのか
理由はシンプルで、アニメグッズは本よりも相場確認に手間がかかるからです。
本はバーコードを読めば、かなりの確率で商品情報と相場が出ます。
スマホひとつで仕入れ判断ができるので、そのぶんライバルも増えました。
一方で、アニメグッズはバーコードで一発とはいきません。
缶バッジやアクスタには、そもそも定価バーコードがないものも多いです。
相場を調べるにも、
- どの作品か
- どのキャラか
- どのイベントのグッズか
- 通常品なのか限定品なのか
このあたりを見ないといけません。

面倒です。
でも、面倒だからこそ棚に残ります。
ブックオフは入荷量が多いので、アニメグッズを一点ずつ細かく調べて値付けするのはかなり大変です。
その結果、本来の相場より安いまま棚に並ぶ商品があります。
狙うのは、この「店頭価格」と「ネット相場」のズレです。
ただし、本せどりが完全に稼げないという話ではありません。
本が得意な人は本も見ればいいです。
ここで言いたいのは、これからブックオフで利益商品を探すなら、アニメグッズにも目を向けたほうがいい、ということです。
店の回り方
最初から全部を同じ熱量で見る必要はありません。
ブックオフは商品数が多いので、棚を一つずつ丁寧に見ていたら時間がいくらあっても足りません。
まず見るのは、この3つです。
- 新しく入った商品
- 値下げされている商品
- いつもと違うと引っかかった商品
これだけで十分です。
慣れてきたら、通常棚、雑多棚、ショーケースまで見る範囲を広げていけばいいです。
新しい商品から見る
ブックオフの値札は、店舗や時期によって運用が違う可能性があります。
ただ、僕が見ている店舗では、値札の色で入荷時期の目安が分かることがあります。
大事なのは、色そのものを暗記することではありません。
見るべきなのは、その商品が新しいのか、長く残っているのかです。
新しく入った商品は、まだライバルにも一般のお客さんにも見られていない可能性があります。
逆に、何シーズンも前から残っている商品は、それだけ多くの人の目を通っている可能性が高いです。
なので、まずは新しい値札から見る。
これが基本です。
いつもと違う商品だけ拾う
アニメに詳しくなくても、「これはいつもと違うな」という引っかかりは拾えます。
たとえば、
- 衣装がいつもと違う
- イラストが書き下ろしっぽい
- イベント名が入っている
- 台座やパーツが特殊
- サイズが大きい
- 未開封っぽい
こういうものだけリサーチ対象に残します。
逆に、どこにでもありそうな通常絵柄、量が多そうなグッズ、状態が悪いものはどんどん飛ばします。
棚の全部を調べる必要はありません。
むしろ、外れを早く捨てるほうが大事です。
1個見つけたら近くを見る
お宝を1個見つけたら、その近くも見てください。
同じ人がまとめて売ったグッズが、近くに並んでいることがあります。
イベント帰りの一括売却や、同じジャンルのまとめ売りが入った棚に当たると、1個だけで終わらないことがあります。
この感覚はけっこう大事です。
1個見つけたら、そこで終わらず周辺を確認する。
これだけで取りこぼしが減ります。
見る場所
ブックオフのアニメグッズ売り場は、場所ごとに性格が違います。
どこか一つだけ見ればいい、というより、資金や狙いによって見る場所を変えるイメージです。
雑多棚・ワゴン
まず見たいのは、商品がごちゃっと置かれている雑多棚やワゴンです。
ここは値付けが粗くなりやすく、安く仕入れられる商品が混ざることがあります。
100円台、200円台で仕入れて、何倍かで売る。僕が実際に仕入れた範囲だと、この手の棚は利益率がだいたい8割くらいでした。
小資金で始めるなら、まずここが分かりやすいです。
ただし、外れも多いです。
全部を丁寧に見るというより、値下げ札、未開封、いつもと違う絵柄、イベント名入りなどに絞って拾っていきます。
通常棚
きれいに整頓された通常棚も飛ばさないほうがいいです。
雑多棚より仕入れ値は高くなりやすいですが、そのぶん利益額の大きい商品が出ることがあります。利益率で見ると雑多棚より下がって6割くらいですが、1点あたりの利益は大きくなりやすいです。
先ほどの時透無一郎のアクスタも、通常棚から出ました。
「整頓されている棚はもう店が調べているだろう」と決めつけると、大物を取り逃すことがあります。
ただし、通常棚を全部見ると時間がかかります。
なので、最初はアクスタ、マスコット、限定っぽい台紙つき商品など、見る対象を絞ったほうがいいです。
ショーケース
レジ近くの鍵付きショーケースには、店がある程度価値を見込んだ商品が入っています。
ここは仕入れ値が高くなりやすいので、初心者が最初から無理に攻める場所ではありません。
利益率は4〜5割と低めですが、単価が高いぶん、1点あたりの利益が大きくなることもあります。
ショーケースは、店員さんを呼んで出してもらう必要があります。
このひと手間があるので、意外と飛ばされやすいです。

資金に余裕が出てきたら見る、くらいでいいと思います。
入荷したての商品が置かれている場所
店舗によっては、買い取ったばかりの商品や、これから売り場に出す商品が一時的に置かれている場所があります。
赤い棚、カート、ワゴンなど、形は店舗によって違います。
ここは入荷したての商品が見られる可能性がありますが、必ず店舗のルールに従ってください。
触っていい場所か、購入できる商品かは店員さんに確認したほうが安全です。
見られる状態の商品であれば、新しく入ったばかりなので狙う価値があります。
値札の見方
値札で見るのは、主に2つです。
- 入荷時期の目安
- 値下げの有無
入荷時期の目安
ブックオフでは、値札の色で入荷時期の目安が分かる店舗があります。僕が見ている店舗では、おおよそこんな分かれ方です。
- 黒 … 1〜3月
- 緑 … 4〜6月
- 青 … 7〜9月
- 赤 … 10〜12月
ただし、色の運用は店舗や時期で変わる可能性があります。
なので、ここでは「色そのものを絶対ルールとして覚える」のではなく、「新しい値札を優先する」と考えてください。
新しい値札の商品は、まだ見られていない可能性があります。
古い値札の商品は、長く売れ残っている可能性があります。
この差を見るだけでも、リサーチの優先順位がつけやすくなります。
値下げ札
値下げされている商品は狙い目です。
店が早く売り切りたい在庫になっているため、ネット相場とのズレが出ることがあります。
見るポイントはこのあたりです。
- 古い値札の上に新しい値札が重ね貼りされている
- 状態考慮で安くなっている
- %OFFの札がついている
状態考慮の値下げは、特に見ます。
たとえば、外袋に傷があるだけで中身に問題がない場合、販売時にはそこまで影響しないことがあります。
その値引きぶんが利益になることがあります。
もちろん、状態が悪いものを無理に仕入れる必要はありません。
大事なのは、「値下げ理由が販売価格にどれくらい響くか」を見ることです。
狙うジャンル
ここからは、ざっくりジャンル別に見ていきます。
細かい判断基準まで書くと長くなるので、無料部分では「どんなジャンルを見るか」だけに絞ります。
缶バッジ
缶バッジは、低資金で始めやすいジャンルです。
小さくて保管しやすく、発送も楽です。
仕入れ単価も安いので、最初に触るジャンルとしては分かりやすいです。
ただし、1点あたりの利益は小さめです。

数をこなすジャンルだと思ったほうがいいです。
ちなみに、自分でメルカリの販売済みを約9,000件見たところ、1,000円以上で売れていた缶バッジは62.5%でした。
缶バッジは、見た目だけでは相場が分かりにくいです。
同じような絵柄でも、イベント、キャラ、形状、販売時期で価格が変わります。
ここをどう見るかが大事です。
アクスタ
アクリルスタンドは、缶バッジより単価が高くなりやすいジャンルです。

個人的には、缶バッジよりアクスタのほうが見分けやすい場面も多いです。
理由は、商品数が缶バッジほど多すぎず、サイズや台座、衣装、絵柄の違いが見えやすいからです。
見るポイントは、
- イベント限定っぽいか
- コラボや書き下ろし絵柄か
- サイズが大きいか
- 台座やパーツが特殊か
- 人気キャラか
このあたりです。
先ほどの時透無一郎のアクスタ、デンジのアクスタもこのジャンルです。
マスコット
マスコットは、小さなぬいぐるみ系のグッズです。
缶バッジより一撃が大きく、アクスタと同じくらい見たいジャンルです。
特に、女性人気の高い作品・キャラは見ます。
たとえば、
- ブルーロック
- あんさんぶるスターズ
- アイドリッシュセブン
- 忍たま乱太郎
このあたりは、キャラによって価格差が出やすいです。
ただし、作品名だけで仕入れるのは危ないです。
必ずメルカリの販売済みで確認します。
ぬいぐるみ
ぬいぐるみは、サイズやメーカー、タグを見ます。
ポケモンなどの定番ジャンルは安定していますが、流通量が多いキャラは値段が付きにくいこともあります。
ピカチュウやイーブイのように数が多いキャラより、カビゴンやゲンガーなど、需要がありつつ数が多すぎないキャラのほうが見やすいことがあります。
また、メーカータグも見ます。
公式品かどうか。
どのメーカーか。
いつ頃の商品か。
このあたりで相場が変わります。
プライズフィギュア
プライズフィギュアは、クレーンゲームの景品として作られたフィギュアです。
小資金で始めやすいですが、見るなら基本は未開封品です。
開封済みは検品が面倒ですし、販売価格も下がりやすいです。
見るポイントは、
- 未開封か
- 箱の状態が販売に響くレベルか
- 利益が薄すぎないか
- 人気作品・人気キャラか
このあたりです。

利益500円以下の薄利は、慣れるまでは無理に拾わなくていいと思います。
好きな作品だから仕入れるのではなく、販売済み相場で判断します。
相場の調べ方
棚の前で迷わないように、調べる順番は決めておいたほうがいいです。
基本はこの流れです。
- Googleレンズで商品を特定する
- メルカリで販売済みに絞って検索する
- まとめ売りを除外する
- 必要ならオークファン、Amazon、駿河屋も見る
一番見るのは、メルカリの販売済みです。
出品中の価格は、売り手の希望額です。
売れた価格ではありません。
なので、見るべきなのは「販売済み」です。
検索するときは、「まとめ」「セット」などを除外したほうがいいです。
まとめ売りの価格が混ざると、単品相場を読み間違えます。
駿河屋の買取価格も参考になります。
買取価格が高い商品は、少なくとも一定の需要がある可能性があります。
ただし、駿河屋だけで判断するのではなく、メルカリの販売済みとあわせて見ます。
アニメに詳しくなくてもできるのか
マニアである必要はありません。
ただし、完全に何も調べずに拾えるわけでもありません。
最初は、
- いつもと違う
- 限定っぽい
- 未開封
- 値下げされている
- 人気作品っぽい
このくらいの引っかかりで十分です。
そこからメルカリで販売済みを見て、当たり外れを積み重ねます。
すると、だんだん「これは見る」「これは飛ばす」が分かるようになります。
最初から全部分かる必要はないです。
むしろ、棚で見て、調べて、外して、少しずつ精度を上げるジャンルかなと思います。
始める前に確認しておくこと
中古品を仕入れて繰り返し販売するには、古物商許可が必要です。
ここは地域や販売形態によって確認が必要なので、必ず管轄の警察署や公式情報を確認してください。
申請手数料は19,000円前後、取得までの目安は40日前後とされることが多いですが、自治体や状況によって変わる可能性があります。
「あとで取ればいい」ではなく、始める前に確認しておくのが安全です。
無料部分で分かること、有料部分でやること
ここまでで話したのは、ブックオフでアニメグッズを見るための入口です。
- 本ではなくアニメグッズを見る理由
- どの棚を見るか
- 値札のどこを見るか
- どのジャンルを触るか
- 相場をどう確認するか
ここまで分かれば、たまたま拾える確率は上がります。
ただ、実際に棚の前に立つと迷うのはここからです。
これは通常品なのか。
販売履歴がない商品は仕入れていいのか。
缶バッジはどこを見れば高いと分かるのか。
アクスタは何を基準にリサーチ対象へ残すのか。
プライズフィギュアの古さはどこで見るのか。
このあたりは、かなり具体的な判断基準が必要になります。
有料パートでは、そこを実例つきで解説します。
アクスタを1〜2割まで絞るフィルター、利益が出やすい型、缶バッジの相場を読む要素、販売履歴がない商品の値付け、そして失敗した仕入れまで出します。
無料部分が「どこを見るか」だとしたら、
有料部分は「どれを仕入れるか」です。
ここが分かると、たまたま拾う状態から、狙って拾う状態に近づけるかなと思います。
さっさの中古せどり