店頭価格とメルカリなどの相場に価格差があっても、「本当に仕入れて大丈夫なのか」と迷うことはありませんか?
リサイクルショップで気になる商品を見つけたとき、まずメルカリなどで相場を調べる人は多いと思います。
たとえば、店頭価格が5,000円で、同じ商品が10,000円で売れていたら、一見すると利益が出そうに見えます。
ただ、売れた金額だけでは、その商品を仕入れていいかまでは判断できません。
同じ商品名でも、箱や付属品の有無、動作状況、傷や変色などによって価格帯が変わります。高く売れた履歴があっても、数か月に1個しか売れていなければ、現金になるまで時間がかかるかもしれません。
さらに、販売手数料や送料を引くと、思っていたほど利益が残らないこともあります。メルカリでは利益が薄くても、店舗買取へ持っていけば手数料や送料がかからず、そちらのほうが多く残る場合もあります。
僕がリサイクルショップで中古品を仕入れるときに見ているのは、主に次の5つです。

相場・回転・状態・欠品・利益を組み合わせて、「買う・見送る」を判断します。
どれか一つだけで決めるのではなく、この5つを確認して、最後に「買うか、見送るか」を決めています。
この記事では、これまで僕が中古品を仕入れてきた実例をもとに、目の前の商品をどう判断しているのかを順番にまとめます。
中古せどりの仕入れ判断で確認する5つの基準
中古品の仕入れ判断では、相場だけでなく、回転・状態・欠品・利益まで確認します。
この5つはそれぞれ別の項目ですが、実際の判断ではつながっています。
相場が高くても回転が遅ければ、すぐには現金になりません。状態が良くても、重要な付属品が欠けていれば価格帯が下がります。売値と仕入れ値に差があっても、送料が高ければ利益はほとんど残りません。
僕は次の5つを順番に見ながら、仕入れるかを決めています。
相場|同じ条件の商品はいくらで売れているか
最初に見るのは、実際に売れた価格です。
ただし、商品名が同じというだけでは比較できません。新品と中古、完品と本体のみ、動作品とジャンク品など、条件が違えば相場も変わります。
目の前の商品とできるだけ条件が近い販売履歴を見ることが大切です。
回転|その価格でどれくらい売れているか
高く売れた履歴があっても、取引数が少なければ、次に売れるまで時間がかかる可能性があります。
直近で何個売れているのか、販売中の商品がどれくらい残っているのかを見ながら、その価格で買う人が実際にいるかを確認します。
状態|同じ価格帯に入る状態か
中古品は、傷や汚れ、変色、動作状況などで価格が変わります。
過去に高く売れた商品が美品だった場合、店頭の商品に大きな傷や不具合があれば、同じ価格では売れません。
値札の商品名だけでなく、現物の状態まで見て判断します。
欠品|箱や付属品が揃っているか
中古品では、箱、説明書、ケーブル、リモコンなどの付属品によって価格帯が変わることがあります。
本体だけでも売れる商品はありますが、完品の販売履歴をそのまま本体のみの商品へ当てはめることはできません。
何が付いていて、何が欠けているのかを確認します。
利益|最終的にいくら残るか
最後に、販売価格から手数料、送料、仕入れ値を引いて、実際に残る利益を計算します。
商品が大きければ送料も上がります。売れるまで時間がかかる商品なら、保管場所や資金が止まることも考えます。
フリマで販売するだけでなく、店舗買取へ持ち込んだ場合も比べて、最終的にどの出口が合うかまで含めて判断します。
中古せどりでは、状態と付属品を相場に照らして仕入れを判断する
ここからは、5つの基準を商品へどう当てはめたのか、特に重要だった判断を最初に示しながら紹介します。
箱・説明書付きのたまごっちを19,000円で仕入れた理由

この商品で特に重要だったのは、相場・欠品・利益の3つです。
仕入れ値は19,000円でしたが、箱と説明書が揃っており、本体だけの商品とは違う価格帯で売れると判断して仕入れました。
見つけたのは、「たまごっち みくす サンリオキャラクターズ m!x ver.」。
中古品としては、気軽に仕入れられる金額ではありません。
ただ、古いたまごっちは、本体だけなのか、箱や説明書まで残っているのかで相場が変わります。この商品には箱と説明書が付いていたため、本体だけの安いSOLDではなく、同じように付属品が揃った商品の価格を基準にしました。
僕は古いたまごっちを調べるとき、通常の中古品なら未開封相場の半額前後、箱と説明書が揃っていれば7割前後を、売値の目安の一つにしています。
さらに、今回はサンリオとのコラボモデルです。たまごっちを探している人だけでなく、サンリオグッズを集めている人も買い手になるため、通常モデルより需要を見込みやすい商品でした。
実際の結果は次のとおりです。
| 仕入れ値 | 19,000円 |
| 販売価格 | 32,000円 |
| 送料 | 520円 |
| 販売手数料 | 1,600円 |
| 利益 | 10,880円 |
中古品は、仕入れ値が高いという理由だけで見送るものではありません。状態や付属品によって入る価格帯を分け、その条件に近い相場で利益が残るなら、19,000円の商品でも仕入れ候補になります。

箱付きの古いたまごっちは相場が急に上がるので、見つけたらアツい!!
傷あり・動作未確認のオーズドライバーを仕入れた理由

この商品で特に重要だったのは、状態・欠品・利益の3つです。
このオーズドライバーは、傷があり、店頭では動作も確認できませんでした。
それでも2,530円で仕入れたのは、主要な付属品が揃っており、マイナス条件を考えても売値との差が取れると判断したためです。
中古の変身ベルトは、本体があるだけでは相場どおりに売れるとは限りません。
付属するメダルやカード、人気のあるコンボかどうかによって、商品の価値が変わります。
今回の商品には、タジャドルコンボのDX版オーメダルが付いていました。
タジャドルは人気があり、DX版のメダルも評価されやすいため、傷だけを見て見送る商品ではないと考えました。
一方で、動作未確認という不安は残ります。
そこで、傷や故障の可能性を無視するのではなく、付属品の内容と2,530円という仕入れ値を合わせて判断しました。
持ち帰って動作を確認したところ、問題なく作動。そのまま販売できました。
| 仕入れ値 | 2,530円 |
| 販売価格 | 6,700円 |
| 送料 | 850円 |
| 販売手数料 | 335円 |
| 利益 | 2,985円 |
動作未確認の商品を、安いという理由だけで買うのは危険です。
ただし、安くなっている理由が分かり、付属品の価値と販売価格を比べても利益が残るなら、状態にマイナス要素があっても仕入れ候補になります。

とはいえ、めんどいんですよね笑
こういうおもちゃ系の動作確認は好きな人なら楽しくやれると思います!!
僕はめっっちゃ好きです!!
使用感があるPanasonicの空気清浄機を14,190円で仕入れた理由

この商品で特に重要だったのは、相場・状態・利益の3つです。
Panasonicの加湿空気清浄機「F-VXT90」は、フィルターに使用感があっても14,190円で仕入れました。
最上位モデルとしての価値と、仕入れ値から取れる価格差を確認できたためです。
家電をリサーチするときは、まず型番と年式を確認します。
見た目が似ていても、上位モデルか普及モデルかによって相場が大きく変わるためです。
F-VXT90は、機能が多い最上位モデルでした。
真四角でスタイリッシュな形や木目柄など、デザインにも力が入っています。
このように外観が凝っている商品は、上位モデルを見つける手がかりになります。
安くなっていた理由は、フィルターの状態だと考えました。
5枚ほどあるフィルターには多少の変色がありましたが、ひどく汚れている状態ではありませんでした。
出品時には、外観だけでなく、すべてのフィルターを撮影しました。
使用感を隠さず見せたことで、ほかの出品より高い価格でも売れています。
| 仕入れ値 | 14,190円 |
| 販売価格 | 29,800円 |
| 送料 | 1,700円 |
| 販売手数料 | 2,980円 |
| 利益 | 10,930円 |
家電は、使用感があるというだけで見送る必要はありません。
型番・年式・モデルの位置づけを確認し、安い理由が売値へどこまで影響するのかを判断します。
そのうえで、送料まで引いて十分な利益が残るなら、仕入れ候補になります。

でかいんで、梱包は大変でした!!
四角いのがせめてもの救いでしたね笑
140サイズのダンボール二つを上下にやるとちょうどよかったはずです!
まとめ|中古せどりは5つの基準を組み合わせて仕入れを決める
中古品は、店頭価格とSOLD価格に差があるだけでは仕入れられません。
確認するのは、相場・回転・状態・欠品・利益の5つです。
たまごっちは、箱・説明書付きの相場と欠品の有無を確認し、19,000円で仕入れても利益が残ると判断しました。
オーズドライバーは、傷と動作未確認という状態に加え、主要な付属品と利益を確認して仕入れました。
Panasonicの空気清浄機は、最上位モデルの相場とフィルターの状態を確認し、送料まで引いて利益が残ると判断しました。
相場・回転・状態・欠品・利益のうち、どの項目が判断を左右するかは商品によって変わります。
一つの数字だけで決めず、5つの基準を組み合わせることが、中古品の「買う・見送る」を判断する基本です。
この先で扱うこと
ここまで、相場・回転・状態・欠品・利益という5つの基準と、実際に仕入れた商品・見送った商品を紹介しました。
ただ、店頭では5つの項目を確認するだけで答えが出るとは限りません。
同じ商品のSOLDが見つからない。未開封と本体のみで価格差が大きい。高く売れた履歴はあるのに、現在の競合は売れ残っている。このような商品では、どの情報を使い、どの価格を基準にするかまで決める必要があります。
この先では、僕が店頭で商品を見つけてから、
- 安い理由を読む
- 商品に合う場所で相場を調べる
- 状態や付属品を価格帯に分ける
- 需要と現在の競合を確認する
- トップとアンダーを置く
- 最後にGO/NO-GOを決める
5つの基準を「知っている」状態から、目の前の商品を自分で判断できる状態へ進みたい人は、このまま読み進めてください。
さっさの中古せどり